2022年(令和4年)創業。

松本日出彦氏を筆頭に京都・伏見の地で日本酒を醸しています。松本氏は元いた蔵を離れた際に自問自答を続け、自分が世の中に貢献するには日本酒を造り続けるしかないと奮起し、新たに蔵を建設しました。

日々醸造の醸すお酒は「日日」のみ。

禅語のひとつである「日日是好日（ひびこれこうじつ）」。仲間と共に一日一日良い日として生き、日本酒蔵として、これからの時代の役割を果たしていく。これからの酒造りの想いと重ね蔵とブランドに名前を付けました。

松本氏が考える酒蔵の使命とは、田んぼのある風景を残すこと。使用する全ての山田錦は兵庫県東条地区の自社農地と契約農家から仕入れます。村ごとによって米を使い分け旨い酒を醸す。そうしてその土地を価値あるものとして次の世代へ継ぐべく奔走しています。

蔵は、以前いた蔵よりもミニマムなものの、非常に管理がしやすく仕込にも適している造りになっています。タンクはロフトのようになっており、麹室は二階へ。お米もリフトを使い移動させるなど少人数で最大のパフォーマンスが生み出せるよう工夫されています。

日々を大切にし、時代に流されるのではなく、時代に合わせて自分たちが目指すお酒を醸しています。