17,000円(税込)以上お買い上げで送料特典あり

株式会社乾酒店

17,000円(税込)以上お買い上げで送料特典あり

call072-941-2118
schedule営業時間 - 10時00分~17時00分(定休日 - 日・祝日)
[蔵元コメント抜粋]
「時渡る」の誕生について、少し長くお話ししております。
どうぞ「時渡る」をのみながら、ゆっくりと、米造り・酒造りに想いを巡らせていただければ幸いです。

―はじまりは、一握りの種籾から
滋賀渡船6号は、栽培が非常に難しい酒米で、昭和34年以降は生産されず、途絶えてしまいました。
しかしながら、半世紀以上の時を超え、平成16年、滋賀渡船6号が復活したのです。始まりの種籾はわずか一握り(50g)。小さな始まりから、徐々に生産量を増やし、今では滋賀県を代表する酒米へと再び成長しました。喜多酒造は復活初年度から滋賀渡船6号で酒造りを行っています。

滋賀渡船6号は、酒米の王様とも呼ばれる山田錦の父系にあたります。稲穂の背が高いと言われる山田錦よりも、背が高い。しかしながら、その高さゆえ、倒伏しやすく、栽培が難しい。滋賀渡船6号の栽培には、高い技術が必要とされます。滋賀渡船6号の田んぼは、とても印象的です。風に揺れる滋賀渡船6号の稲穂は、原生種ならではの深い生命力を感じさせます。

―新たな気づき、滋賀渡船6号のポテンシャル
滋賀渡船6号で醸した新たな「時渡る」。 滋賀渡船6号は、原生種ならではの味わいの深さが特徴的な酒米でありましたが、その反面、野性味あふれるワイルドな味わいになりやすいです。キレイな味わいをと米を溶かさないようにすれば固く、味わいにふくらみをと米を溶かすと、味わいのバランスがとりにくい。造り手としては、難しさと面白さが共存する酒米なのです。
「時渡る」を製造設計する最初の一歩は、喜楽長の目指すたおやかさと滋賀渡船6号の特徴を改めて見つめる、そんなところから始まりました。今までの製造を見直し、その中で感じたのは、滋賀渡船6号のポテンシャル、つまりは私たちのおもう本当の滋賀渡船6号の良さ、は、野性味あふれる滋賀渡船6号としてのそのままのイメージだけではなく、その奥に隠された深い旨味・原生種ならではの奥行ではないか、そのように気づきました。
そのような深い味わいは、喜楽長の目指す「たおやかさ」と通ずるところがある、滋賀渡船6号においても喜楽長ならではの味わいを醸すことができる。この気づきは大きく、今までの設計を大きく変える転機となりました。滋賀渡船6号の新たなポテンシャルを生かす造り、を課題とし設計が始まりました。

時を渡って、今ここに生まれる「喜楽長 時渡る」。
復活米としての想い、そして喜多酒造が信じた新たな滋賀渡船6号への想いとともにお楽しみください。
■使用米:滋賀渡船6号 ■精米歩合:65%
  • 1820年(文久3年)創業。
    9代目にあたる喜多麻優子氏(現専務)が杜氏を務め、酒質のブラッシュアップを追求。想いは「たおやかな酒」。
    なめらかでしなやか、ふくらむ味わいがありながら、重く感じないお酒を目指しています。
    味わいの骨組みは「麹」が造るという考えのもと、麹づくりに重きを置いた酒造りを行っています。
    歴史のある蔵ながら、日々の研究と確かな酒質設計に基づいた新しい挑戦を続けています。

    喜多酒造(滋賀)

復活米と、その新たな可能性を追求した「時渡る」。

喜多酒造(滋賀) 喜楽長(きらくちょう)
純米 時渡る
1800ml

商品番号 0100031505800
クール便でお届け
価格 ¥ 3,135 税込

実店舗と在庫を共有しております。

ご注文商品確保開始時には、すでに実店舗にて販売済みで確保ができないこともございます。

ご注文商品の一部が確保できない場合、メールにて欠品のご連絡いたします。

申し訳ございません。ただいま在庫がございません。