とても軽快な味わいの純米酒。
しなやかな口当たりから広がるお米の旨みに「喜楽長」らしさを感じます。
しかし、その旨みを酸がきゅっと引き締めてしっかりとしたキレを生み出す、辛口の名は伊達でないことを思い出させる一本です。
ぬる燗としてゆるく燗をしていただくと、より味の幅が広がり、やわいお米の旨みが際立ちます。
塩辛のような酒肴から繊細なお出汁を使用するお料理まで幅広い相性の良さを見せる一本です。

■使用米：山田錦・日本晴　■精米歩合：65％

1820年（文久3年）創業。
9代目にあたる喜多麻優子氏（現専務）が杜氏を務め、酒質のブラッシュアップを追求。想いは「たおやかな酒」。
なめらかでしなやか、ふくらむ味わいがありながら、重く感じないお酒を目指しています。
味わいの骨組みは「麹」が造るという考えのもと、麹づくりに重きを置いた酒造りを行っています。
歴史のある蔵ながら、日々の研究と確かな酒質設計に基づいた新しい挑戦を続けています。

喜多酒造（滋賀）